このサイトについて
会社の設立の手順や費用を簡単にまとめたサイトです。
独立開業を考えているが、専門知識が必要な本を読んでいる暇がない人は役立ててください。
- 新会社の設計
- 各種届出などの設立手続き
- 立ち上げ時の経営
以上の3項目に分けて語っています。
会社設立の要約
最初に会社設立手続きの全貌を3分で理解できるようにまとめました。
会社の種類と必要なお金
現在、新しく作れる会社は株式会社のみです。
有限会社は2006年施行の商法改正で新設ができなくなり、今後は消えていく存在なので関係ありません。
株式会社の資本金は、以前は1000万円以上必要でしたが、今は最低1円からOKです。
しかし、資本金1円では銀行にお金を借りに行った場合などに相手にされない可能性が高いので、300万円くらいは用意した方がよいです。
ちなみに300万円は有限会社設立の最低資本金でした。
資本金とは別に、設立の際の届出などで印紙代・手数料などの実費がが24万円くらいかかります。
さらに自分でやらずに行政書士・司法書士などに代行を頼めば、10〜15万円くらいかかります。
会社設立の手続き概要
細かいことを省略して思い切り簡単にすると、次のようになります。
- 定款(ていかん)という文書を作ります。社名や資本金、事業目的など、会社の基本スペックをまとめたものです。
- 公証人役場という場所で、定款が法の定めに合っているという認証をもらいます。
- 法務局に定款を提出して、会社登記をします。
- 税務署と社会保険事務所に届出をします。法人は1人社長でも社会保険加入が必須です。
- 人を雇う場合は、労働基準監督署と公共職業安定所(ハローワーク)にも届出をします。
設計編
- 何のためにビジネスをするのか?
- どんな会社にするのか?
- 商号の決定
- 事業目的の決定
- 本社所在地の決定
- 資本金額の決定
- 株主・出資者を募る
- 機関設計をして役員を決める
- 事業年度を決める
- 会社の印鑑を作る
- 個人の印鑑証明書を用意する
- 設立費用を用意する
手続き編
- 定款の作成
- 定款の認証を受ける
- 出資金の払い込み
- 株式会社設立登記申請書の作成
- 登録免許税納付用台紙、印鑑届出書の準備
- 法務局に申請
- 登記事項証明書と印鑑証明書の取り寄せ
- 法人設立届出書の提出
- 青色申告の承認申請書の提出
- 棚卸資産の評価方法の届出書を提出
- 減価償却資産の償却方法の届出書を提出
- 消費税課税事業者選択届出の提出
- 給与支払事務所等の開設届出書を提出
- 納期の特例承認申請書を提出
- 事業開始届出書を提出
- 労働保険の加入手続き
- 公共職業安定所への届出
- 社会保険事務所への届出
経営編
- 経営計画(利益計画と経営計画)の作成
- 金融機関とのつきあい
- 資金繰りのポイント
- 税金の基礎知識
- 社長の適正給与の決定
- 社員の適正給与の決定
- 企業法務の基本
- 労務問題の基礎知識
- 助成金の申請